2006 年 74 巻 12 号 p. 1117-1118,a2
岩堂沢ダム建設工事においては, 同工事により発生する建設発生土を, 経済性および有効活用の観点から, 南原地区の圃場整備工事における水田下の基礎材として利活用することとしている。この南原地区には, ヘイケボタルが生息しており, 圃場整備に伴いその生息環境が一時的に改変されることから, ヘイケボタル保全対策として, 一時避難場所の造成, ヘイケボタルの人工飼育と放流およびモニタリング調査等を実施している。ここでは, その内容および検証結果について紹介する。