一般市民およびアスリートの両者において健康管理あるいは体調管理の上で重要なことは、運動・栄養・休養の3要素が高いレベルでバランスの取れていることである。その点を考慮して設立された早稲田大学スポーツ医科学クリニックの設立当初の基本概念は、学生アスリートの体調管理を多方面の専門家によりサポートすることであった。それゆえ当クリニック内には医学部門(内科、整形外科、精神神経科)、栄養部門、コンディショニング・リコンディショニング部門がおかれ、医師・栄養士・トレーナー・心理カウンセラーが専門的知識を生かし、アスリート個人およびチームの体調管理のために多大なサポートを行ってきている。またスポーツ科学の専門家も多数関わっており、スポーツ医科学の基礎的研究も並行して行われてきている。
しかしながら早稲田大学内には、保健センターや競技スポーツセンターも設置されている。多くの学生・教職員に対する真の体調管理あるいは健康管理を財政的な面も含めて効率的に行っていく上では、これら3機関が各々の専門性を生かして、融合していくことが重要な課題と考えられる。