静脈経腸栄養
Online ISSN : 1881-3623
Print ISSN : 1344-4980
ISSN-L : 1344-4980
臨床経験
超音波ガイド下遠位側大腿静脈穿刺法による中心静脈カテーテル留置の施行経験
徳光 誠司野崎 晃綱島 武彦
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 22 巻 4 号 p. 497-501

詳細
抄録
高齢患者への中心静脈カテーテル留置においては、内頚あるいは鎖骨下静脈経由では偶発症や事故抜去が問題となり、鼠径部大腿静脈経由ではカテーテル挿入部の易感染性が問題となる。超音波ガイド下に鼠径靱帯より遠位の大腿静脈を穿刺しカテーテルを挿入する方法が偶発症もなく感染も予防できる方法とされているが、今回我々は超音波ガイド下に、より遠位側で大腿静脈を穿刺して中心静脈内にカテーテルを挿入、留置する方法を行った。挿入部位は鼠径靱帯から平均17cm遠位に置くことができ、偶発症は認めなかった。8例の高齢患者に本法を施行したが、事故抜去やカテーテル感染はなく、また清拭やオムツ交換などの陰部及び鼠径部への看護、介護処置を行いやすいという有用性も認められた。
著者関連情報
© 2007 日本静脈経腸栄養学会
前の記事 次の記事
feedback
Top