中学校技術科におけるプログラミングに対する学習意欲を構造的に把握するために,中学生1884名(男子961名,女子923名)を対象にアンケート調査を実施した。アンケート調査の内容を因子分析した結果,「機械操作」「実践的価値」「挑戦志向」「承認志向」の4因子が抽出された。そして,これら4因子を用いた12項目から構成されるプログラミングに対する学習意欲尺度を作成した。その後,中学校技術科におけるプログラミングの授業実践を通して,作成した学習意欲尺度が実践研究に適用が可能であるか検証した結果,学習意欲尺度は,本授業実践の条件下において適切に利用できると判断した。