地すべり
Online ISSN : 1884-3956
Print ISSN : 0285-2926
ISSN-L : 0285-2926
ファジィ理論による地震時の斜面崩壊の予測
綱木 亮介吉松 弘行大浦 二朗
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 27 巻 3 号 p. 19-25_1

詳細
抄録
斜面崩壊の危険度の判定を定量的に行う場合, 安定解析による評価が一般的である。しかしながら, 特に地震に起因する斜面崩壊の危険度評価のように, 対象が広域に及ぶ場合には斜面崩壊に関与する影響因子を定性的に見いだして危険度判定を行う手法が有効である。そこで, 筆者らはファジィ理論を斜面崩壊の危険度判定に適用し, 斜面ごとの危険度の指標となるファジィ積分値と安定解析から得られた安全率との比較を行った。その結果両者の間に良好な相関が認められた。
著者関連情報
© 社団法人日本地すべり学会
前の記事 次の記事
feedback
Top