地すべり
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地下水流動と地すべり変動の特徴について
山田 正雄山崎 勉山崎 孝成
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2000 年 36 巻 4 号 p. 22-31

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抄録
地下水の流動と地すべり変動の関わりを理解するため, すべり面が確定され, 地下水位と地すべり変動の時系列データが得られている5つの地すべり地を抽出し, 水圧および地すべり変位の関係を整理した。その結果, 融雪・豪雨時に水圧に敏感に反応する通年型岩盤すべり, 主として融雪期に変動する再活動型岩盤すべり, 泥質片岩崩積土すべりの3つのタイプに分けられ, それぞれ水圧と変位速度の相関図における水位上昇下降時のヒステリシスや水圧のピークと変動速度のピークとのずれがある等の特徴がみられた。また, 岩盤すべりと崩積土すべりでは, せん断帯すべり面構造が異なり, すべり面への間隙水圧の伝達にそれぞれ特徴があり, そのため地すべり変動形態も異なる。
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© 社団法人日本地すべり学会
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