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小売店舗を出店する場合、事前にさまざまな出店計画を行うが、出店計画時には精度の高い売上予測が期待され、また最終的には高い売上が望まれる。ここではある地域において展開される小売店舗のチェーンについて任意の母集団を用意し、地理的情報、人口動態、消費動向など100変数のパターンから新規店舗の売上予測を行うことを目的とした。そこで過去に出店した店舗を用いて学習信号を作成し、品質工学におけるMahalanobis-Taguchiシステムを用い、100項目の多項式を作成して新規店舗の売上を予測した。また多項式から得られるSN比から売上予測の誤差を求め、この場合は±10%程度であることが明らかとなった。