哺乳動物卵子研究会誌
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イオノフォア処理ヤギ精子の運動性型と先体反応について
浜野 光市佐々田 比呂志菅原 七郎正木 淳二
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1984 年 1 巻 2 号 p. 177-182

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抄録

イオノフオアA23187で処理しなヤギ精子のcapacitation, acrosomereactionおよびhyperactivationを透明帯除去ハムスター卵子を用いてしらべた。卵子はイオノブオア処理後インキュベーションなしに、あるいはパラフインオイル下のBO液での37℃, 0.5-4.O時間のインキュベーションののち媒精された。イオノフオア処理精子では、acrosomereactionとhyperactivationはほぼ同時に起きたが、その後、処理精子の透明帯除去ハムスター卵子への侵入能は、速やかに低下した。イオノフオア処理精子は雌生殖器内でプリインキュベーションした精子に比べて、早いcapacitationとacrosome reactionが誘起された。

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© 日本哺乳動物卵子学会
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