抄録
大気相対角運動量と「日の長さ」に見られる準7ヵ月振動(QSO)が気象庁データを用いて詳細に解析された。QSOの大半の源は赤道、特に、赤道と南緯15度の間の対流圏帯状風にある。しかしながら、QSOは、ENSOの何らかの影響によって乱されるかあるいは遮蔽されて、ENSOと結合した間欠的な振動のように振る舞っている。QBOの振幅の約1/3にも及ぶQSOの大きな振幅は高度に依存しない位相に由来している。赤道対流圏には、エルニーニョ期間を含む全解析期間で定常的に見られる、QSOとは別の、8-9ヵ月振動も存在する。