通信総合研究所
2002 年 9 巻 2 号 p. 91-110
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
差分検出を行なうdiffコマンドは言語処理の研究において役に立つ場面が数多く存在する. 本稿では, diffを使った言語処理研究の具体的事例として, 差分検出, 書き換え規則の獲得, データのマージ, 最適照合の例を示す. diffコマンドはUNIXで標準でついているため, これを用いることは極めて容易である. 本稿は言語処理の研究を行なう上でdiffコマンドが実用的でありかつ有用であることを示すものである.