香港中文大学 [香港]
2009 年 6 巻 p. 198-187
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿では、西田幾多郎の哲学におけるシンパシーという概念を考察し、とりわけ感情移入と共感との差異・他者問題に注目したい。この研究は、M. シェーラー のシンパシーの本質に関する現象学的分析で手がかりとし、西田の他者論を類推 説や感情移入説ではなく、現象学的に読み直す研究である。シンパシーの現象を 解明することが、今後の日中哲学交流を深めるだろうと期待したい。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら