2022 年 7 巻 3 号 p. 89-96
Lateral mammoplastyは, OPBCS Volume displacement ステップ 2-① の手技である。C区域やCD境界区域の切除容量の大きい乳房部分切除術は, 特徴的な乳頭乳輪の偏位や変形をきたすことがある。Lateral mammoplastyは比較的大きい切除容量でも, このような乳頭乳輪の偏位や変形を避けるために考案された術式である。手技としては皮膚を含めて放射状に部分切除を行うことと, 乳輪周囲を脱上皮化して乳頭乳輪を頭・内側方向に移動させることである。本術式は創が目立つという欠点はあるが, 比較的容易に施行でき, 脂肪壊死などの合併症を避けることができるので, 特に脂肪性乳房に対しては有用な術式である。