滋賀県立総合病院乳腺外科
千葉大学臓器制御外科
2024 年 9 巻 4 号 p. 118-122
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乳癌術後乳房の整容性を改善するための自家脂肪移植術は有用な治療である。自家脂肪移植術そのものは100年以上前より存在する手技だが,近年脂肪注入の手法が改良され,生着率等の成績が向上している。脂肪移植術を乳癌患者に適応する際には,脂肪細胞・脂肪組織が生体に潜在する可能性のある乳癌細胞を増殖させ,予後に影響を与えるのではないかという懸念が以前より指摘されてきた。自家脂肪移植術の腫瘍学的安全性についてまとめる。
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