金沢大学人間社会環境研究科
2008 年 27 巻 2 号 p. 1-29
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本稿は、階級的視点から、1930年代イギリスにおける医療制度改革構想の歴史的相互関係の分析を試みた。そして、SMAと労働党の接合からなる下からの運動がBMAに与えた影響を明らかにし、その史的意義を確認した。また、一方で、TUCの日和見的態度がBMAの保守的性格を支えており、当時の医療制度改革に関する議論状況が複雑な闘争と妥協の過程であったことを明らかにした。
医療福祉政策研究
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