石油学会誌
Print ISSN : 0582-4664
重質油の炭化に関する研究 (第8報)
熱処理生成物の流動性とメソフェースの組織構造の関連
久村 幸正山崎 平馬丸山 勝久木村 英雄真田 雄三
著者情報
ジャーナル フリー

1978 年 21 巻 5 号 p. 331-335

詳細
抄録
4種類の重質油 (KF, SL, ET, HCO) の炭化初期生成物を, ギーセラープラストメトリー及び偏光顕微鏡観察により検討した。KFは軟化温度が高く, 固化温度は低く, 可塑化範囲は狭い値を示したが, HCOは軟化温度が低く, 固化温度が高く, 可塑化範囲は広い値を示した。これらの特性値の違いの原因としては, 溶剤可溶分 (低分子量), または溶剤不溶分 (高分子量) の含有量及び, それらの化学構造によるものと考えた。最も高い流動性を示したHCOは, 大きなメソフェース球体と流れ構造を示し, 最も低い流動性を示したKFは, 小さいメソフェース球体とモザイク構造を示すことを認めた。
著者関連情報
© 公益社団法人石油学会
前の記事 次の記事
feedback
Top