植物学雑誌
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羊齒植物の細胞學的研究
XXVIII. 緑ラセンといわゆる grana との關係
湯淺 明
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1949 年 62 巻 727-728 号 p. 5-8

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抄録

1. 色素体の分裂には規則性がみられるものがあるが (イワヒバ屬), その方式はつねに一定とはいわれない。
2. 色素体の基礎構造は緑ラセンであり, grana または一樣構造との間に, 天然にも, また人爲的にも可逆的の變換がある。つねに緑ラセンを示す植物もある。
3. 色素体の緑ラセンや, 基質の膨潤, 失潤, 色素体の可逆的凝固などによつて, 緑ラセンの變換は読明できる。

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