日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 13pAL-6
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ペロブスカイト酸化物LaNiO3/LaMnO3へテロ界面における界面強磁性の発現
北村 未歩堀場 弘司小林 正起坂井 延寿簔原 誠人湯川 龍三橋 太一雨宮 健太藤森 淳藤岡 洋組頭 広志野中 洋亮芝田 悟朗
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抄録

酸化物へテロ界面では、構成物質単体では発現し得ないような特異な磁気特性が発現する。今回我々は、LaNiO_3_/LaMnO_3_ヘテロ界面において、X線磁気円二色性測定により元素選択的な界面磁化状態解析を行った結果、各酸化物単体の磁気特性とは異なる界面強磁性状態が実現していることを見出した。講演では、この起源について、前回報告したこのヘテロ界面における非対称な空間分布を有する界面電荷移動現象に基づいて議論する。

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