D相PHNDタイリング型クラスター変異の4D超構造考察(II)

抄録

デカゴナル系準結晶非重複10角形クラスター(PHND)配列の4D占有領域は正10角形とされる。実測では補空間位置ズレが多い。他方、衛星反射消滅が観測される。我々はこれを同4D座標系"超構造による(フェイゾン)ゆらぎ"と捉えた。このクラスタ配列は菱形ペンローズタイリング太菱形内に一頂点付加した各頂点振動と置換えられる。前回に続き(II)としクラスター原子団の変異とフリップ等の関係について4D補空間的再考察を発表する。