主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
近年、DNAの塩基配列の持つ役割は単に遺伝情報をコードするのみでなく、遺伝子をコードしていないが特異的な機能を有して遺伝子発現を制御するものが複数存在する。塩基配列に依存してDNAの性質は大きく、特に塩基配列から決まる構造のみに依存してDNAの力学的特性は変化し、それが機能と相関することも明らかとなっている。そこで本研究では配列依存的な性質を反映する粗視化モデルを用いて、DNAのダイナミクスを様々な観点から解析し、構造・運動・機能の関係性について考察した。