主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
光合成の光化学系IIにおいて、水分解を担うMnクラスターを損傷させると第一キノン電子受容体Q_A_の酸化還元電位が約+150 mVシフトすることが知られている。これは電子伝達経路を変えることによる保護機能として考えられているが、MnクラスターとQ_A_は40Å程度離れており、その分子機構は不明である。本研究ではこの機構解明を目的に、Mn除去がQ_A_の周辺構造に及ぼす影響をFTIR分光法を用いて調べた。