主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
細胞膜は,細胞皮質で生成された力が膜に伝達することで変形する.細胞皮質は細胞膜を裏打ちするように三次元の網目状構造を取っており,主にアクチンとアクチン結合蛋白質で構成されている.今回,脂質一重膜液滴を用いたモデル系で,アクチン結合蛋白質の効果を排除した条件においても,アクチンフィラメントの膜面への吸着があればアクトミオシンコルテックスの自己収縮によって膜の変形が促される事が示された.