日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 15aKJ-8
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スピン2ボース・アインシュタイン凝縮体のmF=0状態を利用した多準位ラムゼイ干渉
鍋田 慧太岡田 涼太郎鳥居 明季Mark Sadgrove柴山 均衞藤 雄二郎平野 琢也
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抄録

我々は以前からスピン2ボース・アインシュタイン凝縮体のスピン制御技術を利用して、ラムゼイ干渉によりラーモア歳差運動の観測をしてきた。これまでは、初期状態が磁気副準位m_F_=2の状態で実験を行ってきたが、初期状態を適切に選ぶことで干渉計の感度を向上させることが予測されている。本発表ではm_F_=0を初期状態にした時のラジオ波によるスピンの回転とラムゼイ干渉について報告する。

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© 2016 日本物理学会
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