主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
高周波ジャイロトロンのマグネトロン入射型電子銃には,Ba 含浸型のカソードが広く採用されている.電子ビームの経時劣化の防止,及びカソードの熱負荷低減の観点から,カソード上の電子放出部のみを熱絶縁し昇温する事が望ましい.しかしその場合,電子ビームの速度分散の低減が難しく,発振効率の低下を招く恐れがある.本研究では,カソード構造の最適化を目的とし,熱絶縁構造が発振特性へ与える影響について考察する.