CaBaM4O7(M=Co,Fe)単結晶の磁気相転移に伴う電気磁気特性変化

小田 涼佑; 梶 創揮; 赤木 暢; 黒江 晴彦; 桑原 英樹

doi:10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_775

抄録

CaBaM_4_O_7_(M=Co,Fe)は、室温で空間反転対称性を破っており、CaBaCo_4_O_7は64Kで、CaBaFe_4_O_7は275Kでフェリ磁性転移が起きる。それに伴い、磁気ドメインとカップルした電気分極の変化が生じる。本研究ではCaBaM_4_O_7_(M=Co,Fe)単結晶を作製、その磁気相転移に伴う結晶構造の変化や、異方性を考慮した電場（磁場）下における磁化（電気分極）を調べた結果を報告する。