日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 13pPSA-17
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ホイスラー合金Co2TiSnの磁化の圧力効果とスピンゆらぎ理論の解析
大岡 隆太郎藤本 祐太郎重田 出梅津 理恵野村 明子湯葢 邦夫鹿又 武上床 美也廣井 政彦
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抄録

Co基ホイスラーCo_2_TiSnは,第一原理バンド計算からハーフメタルであると予想されている物質である。これまで我々は,Co_2_TiSnの圧力下磁化測定から,自発磁化M_s_は圧力に依存せずに一定の値になることから,Co_2_TiSnがハーフメタルの候補であることを報告した。今回,キュリー温度T_C_の圧力依存性を測定したところ,圧力の増加と共にT_C_は単調に減少し,典型的な遍歴電子磁性体の特徴を示した。そこで,M_s_とT_C_の圧力依存性に関して,スピン揺らぎ理論を用いた解析を行った。発表当日は,M_s_とT_C_の圧力依存性の実験結果やスピン揺らぎ理論の解析結果の詳細について報告を行う予定である。

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© 2016 日本物理学会
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