日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 14pAP-12
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スピン偏極STMを用いたW(110)上のMn薄膜における詳細ならせん磁気構造の決定
土師 将裕吉田 靖雄長谷川 幸雄
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抄録

空間反転対称性の破れている表面や界面では、Dzyaloshinskii-Moriya相互作用(DMI)によって、スカーミオン構造やらせん磁性など、複雑な磁気秩序が引き起こされることがある。W(110)上の単層及び二層Mn薄膜は、DMIによって複雑ならせん磁気構造が形成されているが、らせんの回転方向、回転角、回転面などは実験的に明らかにされていない。講演では、それぞれのらせん磁性の詳細な磁気構造をスピン偏極STMを用いて調べた結果について報告する。

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© 2016 日本物理学会
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