人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
マルチタスク転移学習による 小規模教師データを用いた意図理解
城光 英彰内出 隼人小路 悠介大塚 貴弘
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2018 年 2018 巻 AM-19 号 p. 01-

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抄録

本研究では,マルチタスク転移学習を用いた意図理解方式を提案する.本方式は,意図理解とは性質が異なる複数のドメインのデータを利用し,意図理解の正解率 を高めるものである.転移学習の元ドメインとして日英翻訳データ(日英翻訳タスク)および日本語Wikipedia(文予測タスク)を,目標ドメインとして各発話文 に一つの意図ラベルが付与されている機器操作データ(意図理解タスク)を用いた.その結果,各意図ラベルに対する学習データ数が1, 3, 5と少ないとき,複数 のドメインのデータを利用しない,従来の転移学習の方式の意図理解正解率を,提案方式が上回ることが分かった.

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© 2018 著作者
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