2023 年 2023 巻 SWO-060 号 p. 04-
現在の大規模言語モデル(LLM)には学習データに存在しない知識について誤った情報を作り出して提示する問題があり,幻覚(Hallucination)として知られている.一方,Web上にはすでに様々なファクトデータが知識グラフとして存在しており,この知識グラフをLLMと接続することでHallucinationをある程度抑制できると考えられる.本研究では,テキストから知識グラフに対するクエリ言語SPARQLを生成する手法についてのこれまでの背景を整理する.また,LLMを用いてテキストからSPARQLクエリを生成する予備的実験を行い,今後の可能性を議論する。