人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
事前学習済みLLMと小規模なドメインオントロジーを用いた生産ライン保全記録の構造化
藤生 拓真岡﨑 翔上西 康平中田 裕二浜本 昭太横瀬 健心原 辰徳梅田 靖太田 順
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2024 年 2024 巻 SWO-063 号 p. 06-

詳細
抄録

生産ラインにおける不良原因特定において過去の保全記録を参照することは有効であり,これまでナレッジグラフ構築による保全記録の活用が行われてきた.しかし,保全記録の語彙の非一貫性や専門性、ナレッジグラフ構築のための高いコストが課題となっていた.本研究では、事前学習済みの大規模言語モデルと小規模なドメインオントロジーを用いて保全記録からナレッジグラフを構築する軽量な手法を提案する.実験では,提案手法によって実際の保全記録内の多くのイベントが関連付けられ構造化されたことが示された.今後はこのナレッジグラフを用いた不良原因の推論を行う.

著者関連情報
© 2024 著作者
前の記事 次の記事
feedback
Top