人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
101回 (2024/9)
会議情報

人物像を演じる際に用いられる文末表現と音声的特徴
勅使河原 三保子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 35-39

詳細
抄録

ドラマやアニメの登場人物が用いる音声は、演者と視聴者が共通して抱いている声に関するステレオタイプ、人物の属性(性別、年齢、出身地、性格等)と話し方のイメージとの結びつきに合うよう演じられると想定される。従来の研究の多くは役者数名の音声を対象としてきたが、本発表では日本語を含む3言語間で演劇経験者等が13種類の人物像を演じた音声の比較を目的とした研究のうち、日本語母語話者33名による収録音声を予備的に分析した結果を報告する。2種類の文章(内容がより中立なものと、解釈によって善悪の人物像を描きやすいもの)を13種類の人物像(約半数が良い人物、残りが悪い人物のバリエーション)を思い描きながら音読した音声を収録した。役割語において終助詞は重要な役割を果たすが、被験者が演じる際に文末表現を自由に変化させたところ、人物像によって音声的特徴だけでなく文末表現にも被験者間で共通する変化が見られた。

著者関連情報
© 2024 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top