人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
96回 (2022/12)
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語用論的対話方策を使用するルールベースの対話システム
楊 潔菊池 浩史中下 咲帆藤後 英哲菊池 英明
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p. 48-

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抄録

本稿は談話研究の知見を活用し、SUNABAでマルチモーダル対話システムを作成した。謝罪対話と自由対話に分け、シチュエーションに適するかつ人らしさが感じられる工夫をした。謝罪対話の部分では、人同士の謝罪場面における語用論的方策、使用率及び方策の順番を参考に、システム発話を作成した。また、被謝罪側による応答の種類に応じて条件分岐を作成した。さらに、共感を示す発話や非流暢性発話など、人らしさを高めるための工夫をした。一方、自由対話の部分では、システムによる質問や暗黙的な話題転換などの方策を用いて、システム主導の対話シナリオを作成した。音声(ピッチ、音量、話速)とジェスチャについては、連続で同じ調整の応答にならない制御を基本指針とした。また、謝罪の流れに応じた想起される謝罪側の欲求を考慮して制御を行った。評価の結果、本システムは予選で四位の評価を得た。

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