人工臓器
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ダイアライザーの性能評価に関する実験的研究
細川 進一小平 精吾友吉 唯夫西尾 利二長尾 昌寿
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1982 年 11 巻 6 号 p. 1241-1244

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抄録

慢性腎不全の血液透析療法では, ダイアライザーの性能を正しく評価することはきわめて困難であるが, 非常に重要なことがらである。健康成人のボランティアより血液を得て, これに尿素, クレアチニン, リン等を加えて慢性腎不全症例と同様の血液性状を作製した。これを用いて各種ダイアライザーのUFRPならびにBUN, クレアチニンのクリアランスを測定した。条件はT. M. P (0, 100, 200mmHg), 血液流量(100, 150, 200ml/min)で, かん流液はキンダリー3号を用い流速500ml/minとした。これらの結果と実際に臨床より得た結果とは非常によく一致しており, 我々のダイアライザーの性能評価はそのまま臨床に応用することが出来ると考えられる。本法を用いてダイアライザーの性能評価を行ない, これから各患者さんに最適のダイアライザーを選定し, きわめてすぐれた安定維持透析を現在行なっている。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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