人工臓器
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薬剤の透析性についての臨床的検討―ホスホマイシンの透析性
平林 俊明依藤 良一稲垣 王子森頴 太郎井上 聖士藤田 嘉一白木 朝康
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1984 年 13 巻 2 号 p. 673-676

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抄録
血液透析患者に抗生剤を投与した際, 体内での蓄積によりその薬剤の毒性作用が出現したとの報告がある。したがって, 抗生剤の透析性を知っておくことが必要であるが, ホスホマイシンの透析性に関するin vivoでの研究は本邦において報告されていない。ボスホマイシンは分子量が小さく蛋白結合率も極めて低いことから透析されやすいと考えられ, それについて検討した結果, 次のことが判明した。ホスホマイシンのダイアリザンスは, 血流量170ml/分・透析液流量500ml/分・膜面積1.2m2の中空糸型人工腎で約124.3ml/分と高値を示し, 高い透析性があると考えた。また, 無尿の慢性血液透析患者では, ホスホマイシンの体外への除去はほとんど透析を介してのみと考えられ, 透析施行時の総体内クリアランスが約98.5ml/分, 体内半減期が約1.2時間で, これらは健常腎のホスホマイシンのクリアランスおよび健常人の体内半減期にそれぞれ匹敵するものであった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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