人工臓器
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洞不全症候群(SSS)に対するDDDペースメーカー植込み症例の遠隔成績の検討
平中 俊行野村 文一西岡 武彦
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1991 年 20 巻 3 号 p. 1053-1055

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抄録

洞不全症候群(SSS)に対しDDDペースメーカー(DDDPM)植込みを行った19例とAAIPM植込みを行った11例との遠隔成績を比較検討した。遠隔死はDDD症例2例, AAI症例1例にみられ, DDD症例の1例は突然死であった。PM合併症による再手術はDDD症例5例, AAI症例6例に施行した。ペーシングモード変更は, DDD症例3例, AAI症例1例に行った。変更理由はDDD症例では心房細動2例, 心房ペーシング不全1例であり, AAI症例では房室ブロックであった。電池消耗による交換はDDD症例3例に施行し, 平均耐用月数は46カ月であった。SSSに対するDDDペーシングにおいては, 電池寿命が短い, sizeが大きい, followが繁雑であることが問題であったが, 最近のDDDPMでは電池寿命の延長や小型化がなされており, DDDPMは房室ブロックをきたす率が高い老年者SSSに有用であると考えられた。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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