人工臓器
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外部灌流方式膜型人工肺の臨床的検討
―MAXIMA, Sarns 16310, メラエクセランαの比較検討―
服部 良信杉村 修一郎小澤 勝男入山 正松田 昌浩平野 美紀松山 孝昭武田 功
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1991 年 20 巻 3 号 p. 1144-1147

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抄録

平成1年1月から平成2年6月に当科で開心術を施行した, MAXIMA(M)29例, Sarns 16310(S)36例, メラエクセランα(E)16例の臨床的検討を行った。年齢, 体重, 総充填液量, 希釈率, 体外循環時間は, M群54歳, 55kg, 2030ml, 20%, 168分, S群24歳, 30kg, 1487ml, 23%, 137分, E群44歳, 55kg, 1911ml, 21%, 153分で, 年齢, 体重, 総充填液量はS群が小さかったが, 他は差はなかった。体外循環開始時酸素濃度を70%にし, 随時調節をした。3群とも酸素加能は良好であったが, S群とE群の2.4%にPaO2が200mmHg以下になり, M群に比しやや劣っていた。吹送ガス流量(V)と送血流量(Q)の比は, M群0.19, S群0.37, E群0.32で, PaCO2は, M群31mmHg, S群32mmHg, E群28mmHgで, CO2の排出能はM群がS群より優れ, S群はE群より劣っていた。3群とも加温時にはV/Qを冷却時の約2倍が必要であったが, それでもなおPaCO2は冷却時より高かった。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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