抄録
直径7.4cmの塩化ビニールの円筒の中を血液とフロリナートが層状となつて流れ、酸素加されたフロリナートにより血液が酸素加される人工肺を試作した。フロリナートと血級の接触面積を増すために、円筒管の中で円板が回転してフロリナートと血液の伴を静かに行う構造をしている。雑種広犬3頭を用いて部分体外循環を行った。血流量100-300ml、フロリナート流量を100-300ml、酸素流量を500-1000mlに変化させたところ、設素添加率は0.83-0.48、炭酸ガス排出率け0.15-0.05であつた。2時間の体外循環で酸素添加率が多少減少する傾同が見られた。剖検では肺や肝臓にフロリナートの沈着は認められなかつた。人工肺およびフロリナートの材質の改良を更に続けて、静脈用体外循環長期酸素加装置として検討を続けたい。