抄録
世界的なエネルギー使用量の増大によってエネルギー関連の研究開発の重要性は大きくなっているが、
その研究は、エネルギーを創る、貯める、送る、使う、回収するなど多岐に渡り、それらが互いにリンクして
いる。東海大学は様々な研究者を有し、エネルギーに関連する研究者を集結して総合科学技術研究
所にプロジェクト研究チームを設置し、エネルギーに対する包括的な研究開発に取り組んでいる。ここで
は、創エネルギーとして軽くフレキシブルな新型高効率太陽電池、送エネルギーとしてワイヤレス電力伝
送システム、熱の回収と電力での再利用として熱音響機関とリニア発電機、さらにこれらを取り入れた新
しい街づくりについての研究を紹介する。