1935 年 29 巻 12 号 p. 1495-1502
Trypanosoma Cruzi感染まうすヲ感染早期ニ, あるぜのべんぞーるなとりうむ及ビねおあるぜのべんぞーるノ種々ナル稀釋液ヲ以テ治療シ, 實驗ノ一部ハ更ニ5日ノ間隔ヲオキ再治療ヲ行ヒ對照無治療まうすト比較セリ.尚接種後2時間ニシテ同劑ヲ注射シ感染豫防的効果アリヤ否ヤヲ檢討セリ.實驗ノ結果成書ニ見ルガ如クあるぜのべんぞーる劑ノ効果ヲ認ムル能ハザリシト雖モ, 敢テ本編ヲ草スル所以ハ本邦ニ於ケル此ノ種ノ實驗報告ヲ缺ク爲メ, 他日同一實驗ヲ企圖セラルル同好ノ士ニ資セントスルニ外ナラズ.