Bact. pullorumヲ以テスル經口免疫ノ實驗的研究
其4. Bact. pullorum (生菌及ビ死菌) ヲ經口的ニ投與セル場合ニ於ケル家兎造血臓器 (腸間膜淋巴腺, 脾臓及ビ骨髓) ニ惹起セラルル病理解剖學的變化ニ就テ
1935 年 29 巻 2 号 p. 129-152
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1935 年 29 巻 2 号 p. 129-152
余ハ曩ニBact. pullorumノ生菌ヲ家兎ニ經口的ニ投與セル場合ニ於ケル, 該家兎ノ血液像ノ變化及ビ本菌ノ家兎體内ニ於ケル分布並ニ其ノ消長ニ就キテ檢索シ, 其ノ結果ヲ報告シタリ, 本報告ニ於テハ, 本菌ノ生菌抗原及ビ死菌抗原ヲ投與セル兩家兎群ニ就キテ, 其ノ造血臓器ニ惹起サルル病變ヲ檢査シ, 兩群共造血臓器ニハ各々一定度ノ病變ノ惹起サルルモノナル事ヲ認メ, 又兩群ニ於ケル病變ヲ比較研究スル事ニヨリ, 之等造血臓器ニ於ケル病理解剖學的變化ニハ, 両者間ニ本質的ノ差ト認ムベキモノナキヲ知リ, 從テ經口的ニ投與シタル本菌ノ死菌抗原ハ, 之等身體深部諸臓器へ侵入分布スルモノナル事ヲ確定シ得タルヲ以テ其ノ成績ヲ報告セントス.
