育種学雑誌
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自殖性作物の育種選抜方策に関する研究:III.優良因子間の相反連鎖を考慮した場合の遅延選抜育種方式の効率評価
米澤 勝衛山縣 弘忠
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1981 年 31 巻 4 号 p. 360-366

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抄録
優良因子が強く相反連鎖しているいくつかの場合について,育種コストが]定の下で有望遺伝子型がF。以降の各分離世代に保有される確率を求め,早~中期分離世代における世代促進の効果を検討Lた結果,このような相反連鎖が関与する場合においても,遺伝力が比較的大きい形質に関して初期世代から選抜を行たう育種方式の方が,F。あるいはそれ以降まで無選抜で世代を進める遅延選抜育種方式よりもいっぱんに効率的であると結論された。
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© 日本育種学会
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