育種学雑誌
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オオムギ(Hrdeum unlgare L.)における成熟胚からのカルス形成能及び植物体再分化能の品種による差異
谷口 真美子榎本 末男小松田 隆夫中島 皐介大山 勝夫
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1991 年 41 巻 4 号 p. 571-579

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抄録
多数のオオムギ品種あるいは系統を用いて,成熟胚からのカルス形成能及ぴ植物体再分化能を比較した.材料は日本の品種141,外国の品種62を含む合計203のオオムギで,そのうち176は六条種,27は二条種である.基本培地としてカルス誘導には2mg/lの2,4-Dを添加した修正N6培地を用い,再分化にはホルモンフリーの同じ培地を用いた.成熟種子を約15時間吸水させたのち,胚盤を傷つけないように切り出した成熟胚を滅菌して置床した.置床3週間後に継代してさらに1ケ月培養したのち、再分化培地に移植した.
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