1972 年 1 巻 4 号 p. 475-477
さきに著者らは, o-toluidine法にまる血糖測定法において氷酢酸の代りにglycollic acid, benzyl alcohol, methylcellosolveを用いる方法を報告した1)。その後続いて検討の結果glycollic acid, propylene glycolを用いることにより, o-toluidineとglucoseの反応において特異性が非常に増加し, 試薬は調製後, 経時的な着色が起らず極めて安定であることを認めたので報告する。