土木学会論文集
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和文論文
初期塩化物イオンの影響を受ける場合の鉄筋腐食に関する劣化予測
鳥取 誠一宮川 豊章
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2005 年 2005 巻 781 号 p. 781_157-781_170

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抄録
昭和40年代~50年代前半には, 相当量のコンクリート構造物に除塩不足の海砂等が使用されており, これらの構造物に対する維持管理手法の確立が必要と考えられる. そこで, 本論ではまず, 既往の研究を分析することにより鉄筋の腐食速度を評価し, かぶり, 初期塩化物イオン量および水セメント比をパラメータとする腐食速度算定式を作成した. さらに, 比較的大型の供試体を用いた暴露試験により, 上記の腐食速度算定式の適用性を確認し, これらの結果を基に構造物の劣化予測法を示した.
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© 2005 公益社団法人 土木学会
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