2005 年 2005 巻 781 号 p. 781_35-781_44
著者らは, 南九州に未利用資源として存在するシラスを有効利用するための方策としてコンクリート用細骨材としての研究開発を進めており, これまでに普通コンクリートおよび高流動コンクリートへの適用が可能であることを確認している. しかし, シラスの材料特性は産地によって変動するため, 特に高流動コンクリートに適用するに際しては, その特性の把握を含む配合設計法を確立する必要がある. そこで, モルタル試験による高流動シラスコンクリートの配合決定手法の検討を行ない, その妥当性を確認した.