土木学会論文集
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滞流式雨水流出量算定方法の研究
板倉 誠
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1955 年 1955 巻 28 号 p. 1-23

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抄録

慣行による合理式算定方法をおこなう場合, 流出係数, 平均強度係数, 流集時間等について注意すべき諸点を検討し, さらに本邦標準降雨強度公式18種の選定によつて実務上の便益を計り, なお, 最大雨水流出量は, 管渠内に生ずべき滞流によつて, そのピーク流出量が圧縮されることを論じ, 滞流係数の親規採用を提唱し, もつて下水道における雨水流出量の算定方法に一層の信頼性を与えようとしたものである。

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