土木学会論文集
Online ISSN : 1884-4944
Print ISSN : 0047-1798
ISSN-L : 0047-1798
塑性理論及び統計理論より見た構造物の安全性に関する一考察
小西 一郎篠塚 正宣
著者情報
ジャーナル フリー

1956 年 1956 巻 33 号 p. 7-11

詳細
抄録

構造物の安全性に関する基礎的な研究の一つとして, ハリが確率密度函数f(W)に従う単一転動荷重Wをうける場合の安全性を, 破壊の確率を導入して評価する方法を提案した。この際, 極限設計法の概念を用いて, ハリが破壊する様式には, 崩壊によるものとハリの角度変化の累積によるものがあることを明らかにし, そのいずれかの破壊が生ずる確率を理論的に求める方法を示した。

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top