二次元光弾性実験により, 断面形状に大いに影響されると思われる荷重点下のレール応力について考察した。すなわち列車荷重の位置, 偏心量, 傾斜度及び枕木の弾性等のレール断面応力に及ぼす影響と, それらの条件を考慮した場合のレール断面形状と応力との関係について実験的研究を行つた。
つぎに三次元光弾性実験によりレール断面応力の軸方向分布状態を明らかにした。実験は50kgレールの1/4模型を用い, (1) 枕木上で載荷した場合, (2) 枕木上で固定支持し, スパン中央で載荷した場合, (3) 単純支持とし, スパン中央で載荷した場合等について行い, おのおのの場合のレール応力について検討した。