土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
作用時間遅れを考慮した構造物の震動制御
佐藤 忠信土岐 憲三橋本 雅道
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 1991 巻 428 号 p. 193-202

詳細
抄録

構造物の制御を行う場合, 外力の観測時間遅れや, 制御力の作動時間遅れなどが存在する. 本論文ではこれらの時間遅れを考慮したアルゴリズムの定式化を行い, 時間遅れが震動制御効果に及ぼす影響を考察した. 理論の展開にあたり, 現時刻より未来の入力地震動を予測する必要がある. 本論文では, 地震動を自己回帰過程で表現できるとし, カルマンフィルターを用いて, 地震動の予測を行った.

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top