土木学会論文集
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浅い水域の乱流場に関する数値計算モデルの開発と沿岸流場への適用
灘岡 和夫八木 宏
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1993 年 1993 巻 473 号 p. 25-34

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抄録
『多ソース・多重構造性』を特徴とする, 浅い水域での乱流場に関して, その物理的特徴を反映し, かつ実用性を兼ね備えた数値モデルを新たに開発した. これは, 水深スケール以下の三次元的な乱れについてはモデル化し, 次元平面的な大規模渦は直接その挙動を解くという新しい考え方に基づくものである. 具体的に沿岸流場に適用することにより, 砕波帯内外の水平運動量輸送に二次元的水平大規模渦が大きな役割を果たしていることを示した.
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© 社団法人 土木学会
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