土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
GAによる仮設鋼矢板土留工の設計最適化に関する研究
杉本 博之山本 洋敬笹木 敏信満尾 淳
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 1993 巻 474 号 p. 105-114

詳細
抄録

土留・締切工として最も良く用いられている仮設鋼矢板土留工の設計を, 多目的離散的最適化問題として定式化し, その問題にGAを応用する設計法を提案した. 設計変数は, 切梁の設置位置とし, それを施工の精度を考えて離散的な量とした. 目的関数は, 総工費最小, 各部材の応力度に関する余裕が最大, および切梁の鉛直間隔が最大という3種類の関数を考慮した. また, 縦断方向の土層・土質の変化にも対応できるように考慮した. いくつかの設計計算例により, 本研究の手法の実用性を説明している.

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top